いつかやってみたいこと、のひとつ。
「富士山登頂」 何かわからないけど、 何かがわかるような気がして、 今、登るには丁度いい、と挑んだ。 連日の猛暑、 晴れないわけが無いと甘くみていたし、 週間天気予報だと晴れだった、数日前まで。 ところが、昨日になり、雨の予報。 嫌な予感は的中、6合目あたりから、ぽつぽつ。 雨対策は万全だったが、雨の強さは登る度に増していく。 夏の登山客渋滞を回避するため、早くから登り始めるも、 山小屋に泊まるわけでもなく、雨に打たれ、寒さに凍え、途方にくれる。 ご来光は無理かもしれないけど、山頂まで絶対! と決めていたので、登る以外考えないようにした。 7合目で、低GIおいなりさんを放り込む。(暗くて写真とれず涙) 涙が出そうなくらい、おいしかった。 おいなりさん、ありがとーぉ!! 100人で食べたいな、 富士山のうえでおいなりを〜♩ と口ずさみながら、また頂きを目指す。 雷が雲の下で光るのを見て、ぞっとした。 雨、風ともに増し、なかなか9合目に辿り着けない。 軍手など、濡れて意味をなさないような気がした。 ただただ無心に、頂上をめざす、それだけを考えた。 とうとう頂上に付いた頃は、気温4℃。 これって、有機天然酵母パンを発酵する時の温度より低いってば。 むしろ発酵を止める時じゃない?? このまま朝まで待機していいんだっけ? そんな自問自答が頭の中をぐるぐる。 震えは止まらず、手が動かなくなり、目がうつろになり、 一瞬立ったまま寝てしまい(2回も)、 三途の川を見た気がした。笑 足踏みして温めるも、うまく動けないし効果無し。 結局、ご来光は無理と判断、次々と下山し始める登山者に混じることに。 山の神様は意地悪だった。 試練とは、乗り越えられるものにこそ、与えられるものだ。 と、教わってきた。 雨が降っても登れるよ。 って言われてるんだと信じて登った、今回の富士登山。 下山して、残りのおいなりさんを食べた。 もしかしたら、今の、おいなりさまだったかも。 生きている心地がした。 すこし、何かわかったかもしれない。
by makanaigakari
| 2010-08-09 22:44
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